こんにちは。
カデンシア&コンシェルのデザイナーMです!
みなさまはジュエリーの素材と言えば何を思い浮かべますか?
ゴージャスな輝きの18金イエローゴールド、柔らかく肌なじみのよい18金ピンクゴールド…
いろいろな素材がありますが、なんと言ってもなじみ深いのは純白のプラチナ素材
なのではないでしょうか。
特に日本ではジュエリーと言えばプラチナ素材…
というくらいにプラチナのジュエリーが普及していますが、
意外にも、宝石を留める台座としてプラチナが使われ始めたのは19世紀末のことなのです。
古代文明から連綿と続いている長い長いジュエリーの歴史の中では、まだまだ新しい素材ですね。
プラチナを初めてジュエリーの素材として使用したのは、
ヨーロッパの有名ジュエリーブランド≪カルティエ≫でした。
当時プラチナは工業用としてしか使われていませんでした。
しかし、柔らかく粘りがある性質や酸化に強く、錆びない特性が
ジュエリーの加工にぴったりだということをカルティエの当主ルイ・カルティエが発見、
ジュエリーに応用したのです。
プラチナの粘り強い爪は小さくてもしっかりと宝石を留められるようになりましたし、
細く軽やかで繊細な台座が実現されました。